
つみたてNISAってなに?

つみたてNISA口座で運用すれば、運用益が非課税になるよ!
長期投資であれば使わない手はない!つみたてNISAについて解説します♪
投資を始めるなら必ず知っておかなければいけない制度なので、ぜひ最後までご覧ください。
- 投資初心者の方、投資を始めようと思っている方
- つみたてNISAのことについて知りたい方
- つみたてNISAをどうやって始めたらよいか知りたい方
つみたてNISAとは
ここからは、つみたてNISAの概要を解説していきます。
つみたてNISAなら、運用益が非課税に!
投資をして、分配金をもらったり、売却益が出たりすると、税金がかかります。
税率は、次のとおりです。
所得税15%と住民税5%に、復興特別所得税0.315%を加えて、合計20.315%
仮に、年間にもらった分配金と売却益の合計が10万円だったとすると、
10万円×20.315%=20,315円です。
10万円の利益のうち、手元に残る利益は79,685円ですね。
この税金を、一定金額、一定期間非課税とする制度がつみたてNISAです!!
利用できる方 | 日本にお住まいの20歳以上の方(口座を開設する年の1月1日現在) ただし、つみたてNISAと一般NISAはどちらか一方を選択して利用可能 |
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非課税対象 | 一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年40万円が上限(非課税投資枠は20年間で最大800万円) |
非課税期間 | 最長20年間 |
投資可能期間 | 2018年~2037年 |
非課税投資枠は、投資額ベースで毎年40万円です。
運用益〇〇円まで非課税ということではなく、投資信託を購入した時の金額で計算します。
つまり、つみたてNISA口座で投資信託を購入した分は、どれだけ利益が出ようと非課税ということです。

投資可能期間が2037年までとなっています。
つまりまとめると、次のとおりです。
- 2020年に投資したもの⇒2040年までの分配金・運用益が非課税
- 2037年に投資したもの⇒2057年までの分配金・運用益が非課税

つみたてNISAは、2018年から始まっている国の制度なんだね。

一般人の投資意欲を上げるために、NISA(一般NISA)という制度が2014年から始まったんだけど、まとまったお金のない若い世代にも少額から投資を始めてもらおうということで始まったのが、つみたてNISAなんだ。
つみたてNISAの対象は、優良な投資信託
つみたてNISAの対象となるのは、「あらかじめ指定された投資信託」です。
- 投資信託ってなに?
-
簡単に言うと、株や債券などを運用のプロたちが組み合わせてパック商品として販売しているものです。
- 「あらかじめ指定された」って?
-
手数料が安いこと、分散投資が効いていること、運用が安定していることといった選定基準により選ばれています。
つまり、基本的に優良な投資信託のみが対象となっていると言えます。
投資信託については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください♪
一般NISAやジュニアNISAとの違い
ここからは、別制度である一般NISAやジュニアNISAが、つみたてNISAとどのように違うのかについて解説します。
1.一般NISAとは
一般NISAの概要をまとめると、次のとおりです。
利用できる方 | 日本にお住まいの20歳以上の方(口座を開設する年の1月1日現在) |
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非課税対象 | 株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年120万円が上限 (非課税投資枠は最大600万円) |
非課税期間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2014年~2023年 |

対象が投資信託だけではなくて、株式もあるね。非課税枠が毎年120万円までに広がった代わりに、非課税期間が5年間で短くなったね。

一般NISAは、短い期間でより多くの利益を出すことのできる投資の上級者向きだよ!
2.ジュニアNISAとは
ジュニアNISAの概要をまとめると、次のとおりです。
利用できる方 | 日本にお住まいの0歳~19歳の方(口座を開設する年の1月1日現在) |
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非課税対象 | 株式・投資信託等への投資から得られる配当金・分配金や譲渡益 |
口座開設可能数 | 1人1口座 |
非課税投資枠 | 新規投資額で毎年80万円が上限 |
非課税期間 | 最長5年間 |
投資可能期間 | 2016年~2023年 |
運用管理者 | 口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等) |
払出し | 18歳までは払出し制限あり |

これも株式と投資信託が対象なんだね。

子供が親戚からもらったお金を全部使わないように、一部を貯金している家庭も多いよね!でも、預貯金に入れるのではなくて、投資に充てるという方法もあるんだ。
つみたてNISAって、どうやって始めるの?
それでは具体的にどうやって、つみたてNISAを始めるのか解説していきます。
1.つみたてNISA口座を開設する金融機関を選ぶ
まずは、口座を開設する金融機関を選ぶことから始まります。
金融機関を選ぶ基準は、自分が投資したい商品を取り扱っているかどうかです。
初心者のうちはどんな商品を選んだらよいか難しいと思いますので、手広くいろいろな商品を取り扱っている、「楽天証券」か、「SBI証券」を選んでおけば間違いないかと思います。

私は、楽天証券でつみたてNISA口座を開設しているよ!楽天ポイントから投資できることとか、操作がわかりやすいから、とてもオススメだよ!
つみたてNISAなら楽天証券をオススメする3つの理由、ということで詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください♪
2.まずは総合口座の開設
まずは総合口座の開設が必要です。
総合口座には、「一般」「特定口座(源泉徴収なし)」「特定口座(源泉徴収あり)」の3種類があります。
自分で確定申告をした方が税金が安くなるケースもありますが、初心者の方は「特定口座(源泉徴収あり)」を選べばよいでしょう。
- 一般口座
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運用益などに対して、自分で税金の計算をして、自分で確定申告をする
- 特定口座(源泉徴収なし)
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運用益などに対して、税金の計算を証券会社がしてくれるが、自分で確定申告をする
- 特定口座(源泉徴収あり)
-
運用益などに対して、税金の計算を証券会社がしてくれて、税金は証券会社が納めてくれる

楽天証券もSBI証券も、ネットでの申し込みで完結するよ!
必要事項を入力して、身分証明書などをスマホで撮影して送るだけ♪
3.つみたてNISA口座の開設手続き
総合口座の開設ができたら、つみたてNISA口座の開設手続きを行います。
金融機関によっては、総合口座の開設とつみたてNISA口座の開設が同時にできます。
4.証券口座に入金
つみたてNISA口座の開設ができたら、積み立てるお金を入金しましょう。
楽天証券の場合、楽天銀行口座を持っていれば、リアルタイムにいつでも入金することができます。
ほかに、楽天クレジット決済や、楽天ポイントによる積立てを行うことができます。
5.商品を選び、積立設定(毎月〇日など)
入金ができたら、次は積み立てる商品を選びます。
つみたてNISA口座への積立てに対応しているものを選びましょう。
特定口座への積立てか、つみたてNISA口座への積立てか選べるようになっているので、ここで間違えずに「つみたてNISA口座への積立て」を選びましょう。
つみたてNISA口座への積立ての場合、最終的に年間40万円を超えるような設定はできません。
しかしそれでは、年途中からの積立の場合、1年目は限度額40万円を使い切ることができません。
ですので、1年目に限り、積立設定額の増額を設定でき、限度額40万円まで積立てすることができます。
通常積立額 | 増額分 | 合計(月の積立額) | |
2020年9月15日 | 33,333円 | 66,667円 | 100,000円 |
2020年10月15日 | 33,333円 | 66,667円 | 100,000円 |
2020年11月15日 | 33,333円 | 66,667円 | 100,000円 |
2020年12月15日 | 33,333円 | 66,667円 | 100,000円 |
2020年合計 | 133,332円 | 266,668円 | 400,000円 |
2021年1月15日 | 33,333円 | 0円(※増額不可) | 33,333円 |

無理して限度額40万円を使い切る必要はないよ!自分の可能な範囲でコツコツ投資していこう♪
つみたてNISAについて まとめ
ここまで、つみたてNISAについて徹底解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- 税金がかからないつみたてNISA!まずは上限額40万円を使い切ってから次の投資手法へ♪
- 長期投資なら、一般NISAよりつみたてNISAがオススメ。
- まずは総合口座の開設からスタート!筆者のオススメは、楽天証券もしくはSBI証券!
私が実際に投資している銘柄については、こちらの記事で見ることができます!
なぜこの銘柄を選んだのか、分散投資はどのように行っているかなど詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
まみこでした。

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