こんにちは、まみこです。
今日はオススメ書籍のご紹介です。
不動産コンサルタントの池田浩一さんが執筆されている書籍になります。
私は仕事上で不動産の知識が必要なことがあるのですが、私生活に不動産は欠かせないものですし、どうせなら、広く浅く、不動産の大雑把な知識が身につくような書籍がないか探していました。
そんな中で出会ったこの書籍、不動産に関わるお仕事をされている方はもちろんのこと、不動産売買を検討されている個人の方にもオススメの書籍となっていますので、ぜひご覧ください。
- 不動産にかかわるお仕事をされている方
- マイホームなどの不動産売買を検討されている方
- 不動産投資を検討しており、不動産に関する知識を深めたい方
不動産コンサルタントってなに?
執筆者の方、不動産コンサルタントというお仕事をされているようなのですが、どんなお仕事なのか、私も知りませんでしたので、この機会ですので調べてみました。書籍とはあまり関係ありませんが、良ければご覧ください。
不動産コンサルタントは、公益財団法人「不動産流通推進センター」が不動産コンサルティングを行うために必要な知識および技能について試験を行っていて、合格後一定の要件を満たした人を、「公認 不動産コンサルティングマスター」と認定しているそうです。不動産コンサルタントは、その俗称のようですね。
ちなみにこの試験を受けることができるのは、次のいずれかに該当する方です。
- 宅地建物取引主任者の資格を持ち、現にその業に従事している、または今後従事しようとしている
- 不動産鑑定士の資格を持ち、現にその業に従事している、または今後従事しようとしている
- 一級建築士の資格を持ち、現にその業に従事していう、または今後従事しようとしている

合格率の低い、難しい資格ばかりだね。不動産コンサルタントは、どんな仕事をしているの?



法律はもちろんこと、経済、金融、税制、建築など幅広い知識を持つ不動産のスペシャリストとして、個人・法人を問わず、不動産に関するアドバイスをすることで報酬をもらっているよ。不動産売買に限らず、不動産投資や、不動産相続などのアドバイスもしているよ。



不動産について幅広い知識を持った人の視点で書かれた書籍なんだね!
不動産の教科書をオススメする3つの理由
ここからは、不動産の教科書をオススメする3つの理由について解説していきます。
理由① 広く、少し深く!?情報量が多い!
表紙によれば、この本の対象者は次のとおりです。
- 宅建業者
- 不動産投資家
- 不動産コンサルタント
- 建築業者
- 建築士
- 弁護士
- 司法書士
- 銀行員
- 家を売る人、買う人
不動産に関わる職業の方から、法律の専門家や、金融業、そして個人で家を売り買いされる方まで幅広い層に向けたものになっています。
主には、宅建業者の基本的な業務、不動産調査(現地調査や資料取得の方法)、不動産査定、資金計画、融資、引き渡し、税金といった内容になっています。
私は、少しだけ不動産に関する知識を持った状態でこの本を読みましたが、とにかく情報量が多いです!
不動産業界全体の流れが分かるような一冊になっているので、不動産投資を検討されている方にもオススメできる一冊かなと思います。
ちなみに、B6サイズで285ページあります。普通のカバンには余裕で収まるサイズかと思います。
理由② かゆいところに手が届く!実務がわかる!
特に宅建業者の方にとっては、宅建の資格を取るだけではわからない、「実務」の部分。いくつか例を挙げてみます。
①現地で実際にどのような調査をしたらよいのか。
まずは、売主にいろいろな書類を用意してもらわなければなりません。どんな書類を用意してもらいましょうか?⇒書いてあります。
さあ現地で何を見ましょうか。水道などのライフライン、道路の幅員、境界ブロック、公共施設の充実度、騒音や臭気、・・・まだまだあります。こと細かく、書いてあります。
②公的資料を取って調査!なにを取ってどう見る??
まずは法務局へ!いろいろな書類が取れるみたいだけど、何を取ってどう見ればいいんだ??
⇒登記事項証明書や、地積測量図、建物平面図などを取得します。その各書類の見方まで細かく書いてあります。
次は役所へ!なにを調べる?そしてどこの課で聴けばいいの?
⇒建物の高さ制限などの規制内容を調べたり、許可申請をしたりします。なにを調べて、どんな許可申請をするのか、そしてその担当課までバッチリ書いてあります。



初めて手続きをするときは、なにをどうしたらいいか不安だよね!実務のところまでしっかり書いてあって、まさにかゆいところに手が届くって感じだよ♪
理由③ 資料サンプルや、要点の色使いなど、とにかく読みやすい!
先ほども出てきた、法務局で取れる登記事項証明書などの資料は、初めて見た時は何が書いてあるか判読が難しいものです。
これらの資料のサンプルを掲載するとともに、ここにはこういう内容が書いてあります!というものがとても細かく、丁寧に書いてあります。
それ以外にも、代理人契約の場合の委任状や、住宅ローン申込書などの記載例も掲載されています。



大事なところにはマーカーがしてあったり、表や図を使って説明してくれたりして、とても読みやすいよ!
なぜ・・・?おそらく唯一、でもちょっと痛いデメリットもご紹介
「不動産の教科書」として、幅広い分野について解説されているこの一冊。
B6の285ページですので、踏み込みすぎたところまでは書ききれないものの、不動産に関することはバッチリ網羅されている!・・・と思って、ここまで記事を書いていました。
あれ・・・?ない?
大事なことが残念ながら、書かれていませんでした。「相続」です。
少子高齢化が進んで、今後ますます管理者がいない土地や建物が増えてくることが予想されます。
例えば、遺産分割協議のことや、相続登記のことなど、簡単にでも書かれていれば良かったなというのが正直な感想です。
これは個人だけの問題ではありません。
例えば宅建業者の立場に立つと、遺産分割協議が終わっていない資産の売却の相談に来られた際には、正しい知識をもって手続きを促したり、弁護士や司法書士などの専門家を仲介するといった業務が発生するかもしれません。



まずは相続人同士で話をつけて、ちゃんと相続登記を終えてから相談にきてください。
と追い返すわけにもいきませんからね。
「不動産の教科書」を謳うのであれば、相続について少しでも触れてほしかったというところです。
しかしそれを差し引いても、情報量の多い素晴らしい一冊になっていることは間違いありません。



不動産の相続については、ほかに読みやすい書籍があればまた紹介させてもらうね!!
オススメ書籍「不動産の教科書」 まとめ
オススメ書籍である「不動産の教科書」についてまとめてきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- 著者は不動産コンサルタントで、不動産知識のスペシャリスト!日頃から不動産に関するアドバイザーとして報酬をもらっている職種の方です♪
- 情報量の多さは、不動産に関するどんな職種の方にもオススメでき、不動産取引で失敗したくない!と考える個人や不動産投資家の方にもオススメしたい一冊です!
- そこ!そこが知りたかった!実務の部分など、かゆいところに手が届く一冊です!
- 不動産相続について書かれていないのは惜しい!唯一のデメリット(>_<)



正直、本は読むことが少なくて・・・。でもブログを始めたことをきっかけに、いろんな本を読んで知識を深めて、また紹介してみようと思うので、よろしくお願いします!
まみこでした。


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