
iFreeNEXT NASDAQ次世代50ってどんな銘柄なの?



将来的にNASDAQ100指数に組み込まれることが期待される、50社に投資できる投資信託だよ!
- 米国の新興企業に投資してみたい
- iFreeNEXT NASDAQ次世代50の構成銘柄が知りたい
- QQQNとの違いが知りたい
この記事では、NASDAQ Q-50指数に連動する投資信託である、iFreeNEXT NASDAQ次世代50について分析します。
2021年1月13日に運用開始したばかりの新しい投資信託です。
また、同じくNASDAQ Q-50指数に連動するETFとして注目される、QQQNと比較しながら解説していきます。
この記事を読めば、今最も注目度の高い投資信託に対して、ご自身が投資するかどうか判断することができます。
投資信託ってなに?
投資信託とは、投資家から集めたお金を元手に、運用の専門家がさまざまな銘柄に分散投資し、その運用成果に応じて分配金をもらうことができる投資商品のことです。
「投資信託」については、こちらの記事で詳しく解説しています。
投資信託のメリットやデメリット、そして筆者オススメのファンドについてもご紹介しています。


また、本記事では同じくNASDAQ Q-50指数に連動するETFである「QQQN」と比較しながら解説していきます。
ETFと投資信託の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
iFreeNEXT NASDAQ次世代50を徹底解説!
ここからは、iFreeNEXT NASDAQ次世代50について徹底解説していきます。
iFreeNEXT NASDAQ次世代50の概要
大和アセットマネジメント株式会社が運用します。
iFreeNEXT NASDAQ次世代50は、NASDAQ Q-50指数への連動を目指すインデックスファンドです。
NASDAQ Q-50指数は、将来的にNASDAQ-100指数への組み入れが見込まれる企業のうち、時価総額が高い順に50社の株式で構成された指数です。
概要をまとめると、次のとおりです。
名称 | iFreeNEXT NASDAQ次世代50 |
ベンチマーク | NASDAQ Q-50指数 |
資産分類 | 株式 |
運用管理費用 | 0.495% |
構成銘柄 | 50銘柄 |
設立日 | 2021年1月13日 |
純資産総額 | 約14.62億円 |
つみたてNISA | 非対応 |
経費率、設立日、純資産総額について、QQQNと比較してみましょう。
経費率 | 設定日 | 純資産総額 | |
---|---|---|---|
iFreeNEXT | 0.495% | 2021年1月13日 | 1,462百万円 |
QQQN | 0.18% | 2020年9月10日 | 126百万ドル |
今後大きな値上がりが期待されるアセットのファンドや、銘柄の組み換えが激しいファンドは経費率が高くなります。
また設立日がとても新しいファンドなので、純資産額はとても小さいですね。
なお、つみたてNISAには対応していません。
今後対応される可能性もありますが、現状は特定口座での買い付けを行うしかありません。
まさに成長中の新興株で構成される指数は、日々の値動き(ボラティリティ)が大きくなる傾向にあります。
投資信託であれば100円単位から買うことができ、ドルコスト平均法を活用することができます。
それでも、経費率を考えればETFである「QQQN」への投資の方が魅力的に感じるかもしれません。
ただ残念ながらQQQNは、日本の主要証券口座では取り扱っていません(2021年1月30日時点)。
一方iFreeNEXTは、楽天証券、SBI証券、松井証券で取り扱っています。
チャート比較
青がNXTQ、オレンジがS&P500指数、青緑がQQQのチャートをそれぞれ示しています。
NXTQは、NASDAQ Q-50指数のティッカーです。
QQQは、NASDAQ100指数に連動するETFです。


NXTQとQQQは、情報技術セクターを多く含むなど構成されるセクターが似ていますので、似たような値動きをしています。
近年は、GAFAMなどの成長に著しいものがあり、QQQが大きく伸びています。
一方でS&P500指数にもGAFAMは含まれていますが、GAFAMの構成比率が高いQQQの方が、S&P500指数を大きくアウトパフォームしています。
また、NXTQもS&P500指数を大きくアウトパフォームしています。
過去10年の情報技術などのセクターが、いかに急速に成長していったかを表しています。
配当利回り
投資信託「iFreeNEXT」については、目論見書に分配金についての記載がありません。
ETF「QQQN」については、2020年12月31日時点の配当利回り0.49%となっています。
インカムゲインよりも、キャピタルゲインを狙う投資となりますね。
株式や債券などの金融資産を売却して得られる利益のことです。
また、金融資産を保有中に得られる収益のことを、インカムゲインといいます。
より高いインカムゲインを狙う米国株ETFであれば、SPYDがオススメです。
こちらの記事で詳しく解説しています。
構成銘柄
iFreeNEXTの目論見書を見ても、構成銘柄は示されていません。
ここでは、同じくNASDAQ Q-50指数に連動するETFである「QQQN」の構成銘柄をご紹介します。


50銘柄に加えて、現金や、NASDAQ100指数先物が含まれています。
上位銘柄への比率が極端に高くなっているわけではなく、50銘柄に対しておおよそ均一的に投資します。
クラウドストライクや、アストラゼネカなどは最近とても名前を聞くようになった企業ですね。


QQQと同じく、情報技術セクターが約半数に迫っています。
英国の製薬大手アストラゼネカなどの台頭により、ヘルスケアセクターも比率が高いですね。
銘柄構成比率1位のROKUは、ストリーミングサービスを提供する企業で、一般消費財セクターに分類されます。
構成比率2位のクラウドストライクについて、個別にファンダメンタル分析をしました。
こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。


iFreeNEXT NASDAQ次世代50のメリット、デメリット
iFreeNEXT NASDAQ次世代50に投資する上でのメリット、デメリットを整理します。
投資するメリット
- 次のGAFAMと期待される「新興株50選」に対し、丸ごと投資できる
- 連動する指数は、過去10年の成長が著しい
- 100円単位から投資でき、ドルコスト平均法を活用できる
投資するデメリット
- 運用管理費用が高い
- 日々の値動き(ボラティリティ)が大きい
- 現状、つみたてNISA非対応である
iFreeNEXT NASDAQ次世代50を徹底解説! まとめ



iFreeNEXT NASDAQ次世代50のことが何となくわかったよ。



米国新興企業の将来性に期待するなら、ぜひ買っておきたい投資信託だね!
ここまで、iFreeNEXT NASDAQ次世代50について徹底解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- 次のGAFAMと期待される「新興株50選」に対し、丸ごと投資できる投資信託である
- 連動する指数の過去10年リターンは、S&P500指数を大きくアウトパフォームしている
- 100円からの投資で、ドルコスト平均法を活用できる
最後まで読んでいただきありがとうございます。
投資信託の買い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
まみこでした。


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