
IPO投資ってなに?



新しく上場する株式を事前に購入して、初値で売って値上がり益を得る投資手法だよ!
- IPO投資の仕組みを知りたい
- IPO投資のやり方を知りたい
- IPO投資のメリットやデメリットを知りたい
この記事では、IPO投資の仕組みややり方、メリット・デメリットをご紹介します。
この記事を読めば、IPO投資について理解でき、自分でもチャレンジしたい!と感じるはずです。
優良なIPO銘柄かどうかは、既に上場している銘柄と同じように、「8つのポイント」で判断すると良いですね。
こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
IPO投資とは?仕組みや特徴を解説


IPOは英語の「Initial Public Offering」の頭文字を1文字ずつ取っています。
「企業が証券取引所に上場する」という意味です。
IPO投資とは、IPO株に投資する手法のことを指します。
IPO株とは、「新規公開株」とも言われ、企業が証券取引所に上場して株式を公開することを指します。
一般的に「IPO投資」と言えば、新規公開株を上場前に買い付けて、上場後の初値で売ることで値上がり益を得ることを指しています。
IPO投資の特徴は、次のとおりです。
- 多くの証券会社で抽選方式を採用
- 公募価格で購入する
- 初値が公募価格よりも高くなりやすい
- 企業側は、多額の資金調達や知名度向上につながる
順に解説していきます。
① 多くの証券会社で抽選方式を採用
銘柄ごとに、証券会社へ上場前の株式が配分されます。
配分された株式をどの投資家に割り当てるかは、証券会社が決めることができます。
一般的には「抽選方式」で決定されますが、これまでの取引実績などで判断する証券会社もあります。
当選すれば新規公開株を「買う権利」が与えられます。
② 公募価格で購入する
新規公開株は、あらかじめ「公募価格」が発表されて、当選すればその公募価格で購入することになります。
公募価格は、既に上場している企業と比較することで決定します。
特に、類似した事業を行っている上場企業の「財務状況」や「事業の成長性」などと比較します。
③ 初値が公募価格よりも高くなりやすい
近年のIPO銘柄は、初値が公募価格よりも高くなりやすい傾向にあります。
つまり、「公募価格以上に今後成長が見込める企業だ」と投資家が太鼓判を押しているということですね。
2020年直近のIPO銘柄について、初値と公募価格を比較してみます。
上場日 | 銘柄 | 公募価格 | 初値 | 増減 |
---|---|---|---|---|
12月29日 | オンデック | 1,550円 | 4,500円 | +190.3% |
12月28日 | クリングルファーマ | 1,000円 | 1,480円 | +48.0% |
12月25日 | ファンペップ | 650円 | 715円 | +10.0% |
12月25日 | SANEI | 2,200円 | 3,525円 | +60.2% |
12月25日 | 東和ハイシステム | 2,300円 | 5,300円 | +130.4% |
いずれも公募価格よりも初値の方が高くなっています。
例えばオンデックの株を公募価格で100株取得し、初値で売り出せば、295,000円の利益となります。
なお、初値が公募価格を下回る「公募割れ」が発生することもあります。
IPO銘柄は事前に「目論見書」を確認することができるので、どんな企業なのか学んでから投資するようにしましょう。
④ 企業側は、多額の資金調達や知名度向上につながる
企業は、株式を発行することで投資家から多額の資金を得ることができます。
またIPO投資は人気の投資手法であり、IPO銘柄として公表されることで注目度が増し、知名度向上につながります。
知名度が増せば、集客力の向上や従業員のモチベーションアップなどにもつながるでしょう。
IPO投資のメリットやデメリットを紹介


ここからは、IPO投資のメリット、デメリットは次のとおりです。
- 初値が公募価格よりも高くなりやすい
- 成長性を期待できる
- 公募割れする可能性がある
- 抽選で外れる可能性がある
- 資金拘束期間が長い場合がある
順に解説していきます。
メリット① 初値が公募価格よりも高くなりやすい
こちらは先述したとおりで、IPO投資最大のメリットです。
初値で売却することで、大きな売却益を得られる可能性があります。
メリット② 成長性を期待できる
上場することの企業側のメリットとして、株式発行によって多額の資金を調達することができます。
ただしその分、株主からのプレッシャーに晒されることになります。
非上場でも、キャッシュフローの範囲内で安定的に成長している企業はあえて上場する必要はない、という判断をすることもあります。
それでもあえて上場するということは、更に企業を拡大・成長させていきたいという経営者の意思の表れです。
成長性が期待できる企業は、すぐに売却する必要はありません。
上場後の事業拡大に成功して、長期的に株価が上昇する可能性があるからです。
デメリット① 公募割れする可能性がある
IPO銘柄は、初値が公募価格よりも高くなる可能性が高い一方で、公募価格を下回る(=公募割れする)可能性もあります。
公募割れした銘柄は、投資家が今後の成長を期待していないということですので、長期的に株価が上昇する可能性も低いでしょう。
デメリット② 抽選で外れる可能性がある
IPO投資は、多くの証券会社で抽選方式を採用しています。
IPO投資は高確率で利益を得ることができるとして、人気の投資手法です。
実際の応募総数は公表されませんが、Twitterなどの反応を見ると、とても当選確率が低いことがわかります。
デメリット③ 資金拘束期間が長い場合がある
IPO投資は、次の流れとなっています。
- 申込期間に申し込み
- 抽選
- 購入
証券会社によっては、申し込みをした段階で資金を拘束する場合があります。
つまり、落選するまでは買い付け余力が減ったままの状態で、その資金で他の投資をすることができない状態になるということです。
IPO投資をするときは、どの段階で資金が拘束されるのか確認するようにしましょう。
IPO投資を徹底解説! まとめ



IPO投資は利益が得やすいから、人気なんだね。



IPO銘柄だからといって安易に購入するのではなく、よく調べてから購入したいね!
IPO投資について、その仕組みや、メリット・デメリットについて解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- IPO投資は、利益を得やすい投資手法としてとても人気がある
- IPO投資は、公募割れによって損失を被る可能性もある
- IPO投資は、多くの証券会社で抽選方式を採用しており、一定期間資金拘束が発生することにも注意が必要
なお、IPO投資は100株単位での抽選申込・購入が基本です。
ただし、SBIネオモバイル証券は1株からIPO投資することができる「ひとかぶIPO」というサービスがあります。
少額からIPO投資を始めることができるので、とてもオススメですよ。
他にも、日本株投資をするならSBIネオモバイル証券がオススメな理由があります。
こちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
まみこでした。


コメント