
お金貯めて早期退職したいんだ。



いいじゃない!欧米を中心に、FIREムーブメントが広まっているよ!



いくら貯めたらいいのかな?



年間支出額300万円なら、7,500万円の資産が必要だよ。
- FIREとは何か知りたい
- FIREするためにいくら必要か知りたい
- FIREするために何をすればいいか知りたい
FIREとは





FIREってなに?



経済的に独立して、早期退職することだよ。
FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略です。
経済的に独立し、早期退職を目指します。
経済的独立とは、働かずに生きていける状況になることです。
FIREムーブメントの高まり
このFIREを目標とする「FIREムーブメント」が2010年代頃から欧米を中心に大きな注目を集めています。
日本でも、「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイア目指してみた」という人気ブログの筆者が、2019年に実際にFIREされました。
その筆者が書きおろした「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」は、大きな話題を呼びました。
私も読ませていただいたのですが、投資にあまり詳しくない方でもわかりやすく、再現性の高いFIREの方法が示されています。
なにせ書いているのは人気ブロガーさんですから、文章力は申し分なし!とても読みやすいです。
サイドFIREとは
FIREは、不労所得が年間支出額を上回って、全く働かずに生きていける状態です。
対して、サイドFIRE(セミリタイア)という方法もあります。
サイドFIREは、不労所得が年間支出額を上回っている状態ではありません。
ほど良く働いて、年間支出額に届かない分を補おうというライフスタイルです。
多くの人は、一切働きたくない!というわけではなくて、
- 過度なプレッシャーに耐えられない
- 職場での人間関係が上手くいかない
- 無意味な会議や習慣に嫌気がさす
- 残業代がきちんともらえない
といった、仕事上のストレスや職場への不満から、「仕事したくない」という感情に至っているのだと思います。
会社を辞めてしまって、自分が稼ぎたい時に稼ぐというライフスタイルにすれば、そういったストレスからは解放されます。
また会社を辞めなくとも、
という感情でいることができるので、とても楽な気持ちで仕事をすることができるでしょう。



自分が働きたい時に働くという方法もあるんだね。



適度に働くことは社会との繋がりを感じることができるし、脳は適度に使いたいよね!
FIREするにはいくら必要なのか





いくら貯金があれば、FIREもしくはサイドFIREできるの?



4%ルールに沿って資産を取り崩せば、資産は目減りしないんだ。
4%ルールとは、年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益だけで生活費をまかなえるという考え方です。
年間支出額と必要な資産額
当然ですが、どんな生活(支出額)をするかによって、必要な資産額は異なるということです。
年間支出額と必要な資産額の関係を表にまとめると、次のようになります。
年間支出額 | 必要な資産額 |
---|---|
150万円 | 3,750万円 |
200万円 | 5,000万円 |
250万円 | 6,250万円 |
300万円 | 7,500万円 |
350万円 | 8,750万円 |
400万円 | 1億円 |
例えば7,500万円の資産を4%で運用し、年間支出を300万円までに抑えれば、資産は目減りしないということです。
4%ルールの根拠
4%ルールの根拠として、アメリカテキサス州トリニティ大学の3人が発表した論文があります。
トリニティ大学の Philip L. Cooley らが、1926年~1995年の過去データを使って計算した所、アメリカ居住者が、資産をアメリカ株式(S&P 500)とアメリカ債券(長期高格付け社債)で株式と債券を75:25にして資産運用し、インフレも加味して初期資産の4%に相当する金額を毎年取り崩した場合、資産が0ドルより多く残る確率は、25年後は確率100%、30年後は確率98%という計算結果になった(論文のTable 3の75% Stocks/25% Bonds)
Wikipedia「FIREムーブメント」から引用
このことから4%ルールは、Trinity study(トリニティスタディ)とも呼ばれます。
4%というのは、アメリカのS&P500指数の成長率7%から、アメリカのインフレ率3%を引いた結果です。
日本銀行は、日本のインフレ率を年2%とする「物価安定の目標」を掲げて、金融政策などを行っています。
米国株で運用して、日本で生活していれば、理論上は5%ルールが成り立つことになります。
FIREのためにすべきこと
FIREもしくはサイドFIREするためにすべきことは、次のとおりです。
- 年間支出額を抑える
- 資産運用
順に解説していきます。
年間支出額を抑える
資産形成の基礎は、「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」の著者である穂高さんの、この言葉が全てです。
収入から支出を引いた残りの額が、貯金として増えていきます。
とても当たり前のことですが、わかっていても意外とできていないものです。
収入が増えれば、今まで以上に豊かな生活をしたいと考えるのが人間です。
これまでの生活が不幸なものだったのであれば、それを改善するのは必要なことです。
もし、今までもそれなりに幸福であったとしたら、更に生活水準を上げる必要はあるのでしょうか。
これは価値観の問題であって、強制するものではありません。
私はそれなりに幸福であれば、高級車を買ったり、高いマンションに住む必要はないと考えています。
私は現在20代ですが、40代になっても今の生活水準をキープしていると思います。
時には外食をしたり、旅行に行ったりといった息抜きは必要ですが、固定費は最小限に抑えたいところです。
資産運用
4%ルールを適用すれば、年間支出300万円の場合、7,500万円の資産が必要とご紹介しました。
7,500万円もの資産を貯金だけで貯めるのはとても大変です。
投資信託や株式などを購入し、複利の効果で運用していけば、思った以上に早く資産を貯めることができます。
運用資産 | 年利4%で運用した場合 |
---|---|
100万円 | 年間40,000円増える |
104万円 | 年間41,600円増える |
200万円 | 年間80,000円増える |
500万円 | 年間200,000円増える |
1,000万円 | 年間400,000円増える |
運用資産100万円の時は、複利の効果も小さいです。
しかし運用資産が1,000万円となれば、1年後には「収入-支出」でできた貯金額と、運用益40万円が加算されます。
そしてFIREの条件は、リタイア後も資産を4%で運用し続けることです。
リタイアした後、初めて資産運用を始めることは、とてもリスクがあります。
資産が少ないうちから、資産運用に慣れておくことが重要です。
資産運用については、「投資の始め方。」というまとめ記事を書いています。
投資初心者向けの記事をたくさん紹介していますので、良ければ参考にしてみてくださいね。
FIREするためにはいくら必要なのか まとめ



年間支出額によって、必要な資産が決まるんだね。



年間支出額を把握して、目標設定することが大切だね。
FIREの概要や、FIREするためにいくら必要なのかご紹介しました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- FIREとは、経済的独立と早期退職を目指す考え方
- 適度に働いて収入を補う、サイドFIREという方法もある
- FIREのためには、年間支出額を抑えた上で、資産運用が必要である
私は年間支出額を把握するために、家計簿アプリを使っています。
いろいろなサービスと連携することで、自動的に家計簿が作成されるので、とても便利ですよ。
こちらの記事では、無料プランで3社の家計簿アプリを比較しています。
ぜひ併せてご覧ください。


まみこでした。


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