
KDDIは、最近どうなの?



10月29日に、第2四半期決算が発表されたよ!
- 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
- KDDIがどんな銘柄か知りたい
- KDDIの最新の業績を知りたい
この記事では、2021年10月29日に発表されたKDDIの第2四半期決算の内容についてご紹介します。。
過去の業績や財務指標については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
KDDI(9433)の事業概要


ここからは、KDDIが行っている事業について解説していきます。
KDDIの会社概要
KDDI株式会社(ケイディーディーアイ、英:KDDI CORPORATION)は、日本の電気通信事業者。
Wikipedia(KDDI)から引用
東京都千代田区に本社を置く電気通信事業者で、三大キャリアと言われる「au」と、格安SIMの「UQmobile」という2つのブランドで、携帯通信サービスを提供しています。
パーソナルセグメント
主に、個人ユーザー向けのサービスを提供します。
auやUQmobileブランドによる携帯通信サービスを中心に、VODサービスや、auPAYなどの事業を行っています。
また5Gの本格稼働に向けて、新料金プランを打ち出したり、各企業と連携した「新しい体験の提供」に取り組んでいます。
ビジネスセグメント
国内・海外問わず、幅広い法人に向けてサービスを提供しています。
法人向けの携帯通信サービスの提供を行うほか、5GやIoT技術を活用したビジネスの発展・拡大を支援するサービスを提供しています。
その他
セグメントに含まれないもので、携帯設備の建設・保守、先端技術開発の研究などを行っています。
KDDI(9433)が第2四半期決算を発表!


2021年10月29日に、KDDIの第2四半期決算が発表されましたので、その内容を解説していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
株価指標と配当利回り
KDDIの株価指標と配当利回りは次のとおりです。
株価 | 3,528円(△4円) |
年間配当 | 125円( ±0円 ) |
配当利回り | 3.54%(±0.00%) |
発行株式数 | 2,304,179,550 株 |
時価総額 | 8,129,145百万円 (△9,217百万円) |
22.3期予想利益 | 655,000百万円 |
21.3期純資産 | 5,259,469百万円 |
PER | 12.10倍 |
PBR | 1.68倍 |
株価は、前回記事をアップした際の2021年5月17日終値よりも、4円値下がりしています。
KDDIは東証33業種では、「情報・通信業」に分類されています。
2021年9月の業種別平均では、情報・通信業はPERが9.8倍、PBRが1.8倍となっています。
他社の情報・通信業の予想PER、PBRと比較してみます 。
銘柄 | 予想PER | PBR |
---|---|---|
KDDI(9433) | 12.10倍 | 1.68倍 |
日本電信電話(9432) | 10.56倍 | 1.52倍 |
ソフトバンク(9434) | 14.59倍 | 4.81倍 |
Zホールディングス(4689) | 65.37倍 | 1.99倍 |
ネクソン(3659) | 19.25倍 | 2.18倍 |
ドコモを子会社化した日本電信電話(NTT)やソフトバンクは、KDDIと同じ携帯通信事業者です。
Zホールディングスは、Yahoo! JAPAN事業のほかLINEと経営統合を行っています。
ネクソンは、オンラインゲーム開発及び配信を行う会社です。
競合他社や業種別平均と比較した結果、次のように判断できます。
KDDIの現在の株価は、 PERで見るとやや割高、PBRは妥当な水準にあります。
PER・PBRの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
過去3ヶ月の株価変動は次のとおりです。


青いチャートがKDDI、オレンジのチャートは日経平均株価を表しています。
9月以降は日経平均と比例して大きく伸びてますが、10月以降の日経平均が大きく下がる一方でKDDIは横ばいに推移しています。
KDDIの直近のトピックは次のとおりです。
- 7月30日、22.3期第1四半期決算を発表。前年同期よりも増収増益。
- 8月5日、6月から行っている自己株式の取得状況を公表。7月は取得を行っていない。
- 9月6日、6月から行っている自己株式の取得状況を公表。8月は約717万株を取得。
- 10月6日、6月から行っている自己株式の取得状況を公表。9月は約306万株を取得。
- 10月29日、22.3期第2四半期決算を発表。前年同期よりも増収も、減益。
株主優待


KDDIには、株主優待があります!
au PAY マーケット商品カタログギフト
KDDIが運営する「au PAY マーケット (au Wowma!)」内にある「全国47都道府県のグルメ品」のカタログギフトが贈呈されます。
保有株式数や保有期間によって、カタログギフトの内容が異なります。
保有株式数 | 5年未満保有 | 5年以上保有 |
---|---|---|
100株以上、1,000株未満 | 3,000円相当 | 5,000円相当 |
1,000株以上 | 5,000円相当 | 10,000円相当 |
第2四半期決算の概要
2021年10月14日に、KDDIの2021年3月期の第2四半期決算が公表されました。
連結営業利益は、約5,731億円で、前年同期よりも2.7%減益となっています。
連結営業利益ベースの、会社業績予想進捗率は、54.58%です。
セグメント別の損益および増減は次のとおりです 。
セグメント | 利益(円) | 増減 |
---|---|---|
パーソナル | 4,750億 | △4.00% |
ビジネス | 923億 | +2.00% |
計 | 5,673億 | △3.11% |
パーソナルセグメントでは、 端末販売収入や金融事業収入の増加等により、売上高ベースでは増加しました。
ただし、減価償却費や広告宣伝費の増加などにより、営業利益ベースでは減益となりました 。
ビジネスセグメントでは、モバイル通信料収入やソリューション収入が増加したたことなどにより、増収増益となりました。
3ブランドで多様なユーザーにサービスを提供
KDDIは、ユーザーのさまざまなニーズに応えるため、3ブランドでサービスを展開しています。
au | 使い放題プランや、セットプランが充実 |
UQmobile | シンプルでお手頃価格が特徴。 一人で申し込んでも、3GBで1,628円(税込)/月 など。 |
povo | オンライン申込専用。 基本料0円で、自分に必要なサービスをトッピングする。 |
どのサービスでも5Gに対応していることも、特徴の一つです。
5Gに対応していないエリアだとしても、いずれも安心のau回線ですので、通信速度が安定しており、顧客満足度も高いです。
KDDIは3ブランドを通じて、累計契約数や5G対応端末の販売台数を右肩上がりに伸ばしています。



私はこれまでに、auとUQmobileを契約していたことがあるよ。UQmobileを2年間使ってみて、回線速度はauと比べても全く違いを感じないし、不満に思ったことは一度もなかったよ!
au、ソフトバンク、ドコモなどで、毎月3,000円以上の高いスマホ料金を払っている場合。
ぜひ一度、UQmobileを検討してみてください。
Apple Watchでau PAYの支払いが可能に
2021年10月14日から、Apple Watchでau PAYの支払いが可能になったことを、同日KDDIが発表しました。
Apple Watchのディスプレイ上にau PAYのバーコードやQRコードを表示することができます。



iPhoneを取り出さなくても、Apple Watchで決済を完結することができるね!!
なお、こちらのサービスを利用するには、watchOS 6以上をApple Watchにインストールする必要があります。
watchOS 6は、「Apple Watch Series 1」以降に対応しており、初代モデルには対応していません。
またwatchOS 6を利用するには、iOS 13をインストールしたiPhoneが必要です。
売上高、キャッシュフロー、配当推移など
KDDIの過去の売上高やキャッシュフロー、配当推移などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
KDDI(9433)が第2四半期決算を発表! まとめ



最近のKDDIのことがなんとなくわかったよ。



povoとか、新しいサービスの宣伝費がたくさんかかっていて、営業利益は少し減ってしまったね。でも、売上高は伸びているよ!
ここまで、KDDIの第2四半期決算の内容について解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- 10月以降日経平均が下がる一方で、KDDIは横ばいに推移するなど、株価変動に関して安定感がある
- 多様なニーズに応える通信サービスによって、累計契約数を右肩上がりに伸ばしている。
- Apple Watchでのau PAY支払いに対応したことで、au PAY利用者の更なる増大が期待される。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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その5つの理由について解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
まみこでした。


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