オリックス<8591>が21.3期通期決算を発表!【増配達成!全セグメントで黒字の安定経営】

ペン太

この前紹介したオリックスは、最近どうなの?

まみこ

5月13日に、通期決算が発表されたよ!

この記事はこんな方にオススメ
  • 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
  • オリックスがどんな銘柄か知りたい
  • オリックスの最新の業績を知りたい

この記事では、2021年5月13日に発表されたオリックスの2021年3月期通期決算の内容についてご紹介します。
過去の業績や財務指標については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

この記事を書いているのはこんな人

まみこGX(@mamicoooGX)

目次

オリックス(8591)の事業概要

画像出典:Unsplash

ここからは、オリックスが行っている事業について解説していきます。

オリックスの会社概要

オリックス株式会社(英: ORIX Corporation)は、大阪府大阪市に本社を置く、日本の大手総合リース企業である。祖業であるリースをはじめ、不動産、銀行、クレジット、ベンチャーキャピタル、プロ野球球団(オリックス・バファローズ)など多くの事業を手掛けており、グループを通して多角的金融サービス業を提供している。

ウィキペディア(Wikipedia)から引用

リース事業とは、お客さんが必要な設備などを代わりに購入して、お客さんに貸し出しをすることで収益を得る事業です。

似たもので「レンタル事業」がありますが、レンタル事業は、需要があるものなどをあらかじめ事業者側が用意して、不特定多数の人に貸して収益を得る事業です。
「お客さん」が主体なのか、貸し出す「モノ」が主体なのかが異なります

①法人営業・メンテナンスリース

自動車および電子計測器・IT関連機器などのリースおよびレンタル事業を行っています。
「弥生会計」や「やよいの青色申告」などの「弥生シリーズ」が有名です

②不動産

不動産開発・賃貸・管理、施設運営、のほか不動産のアセットマネジメントを行っています。

③事業投資・コンセッション

コンセッションとは、高速道路や空港などの公共施設において、施設の所有権はそのままで、運営権のみを民間事業者に売却することです。
オリックスは空港コンセッション事業を行っています。

④環境エネルギー

国内外で、再生可能エネルギー事業(太陽光、水力、地熱、風力発電など)を幅広く行っています。

⑤保険

生命保険事業を行っています。

⑥銀行・クレジット

銀行は、投資用不動産ローン、カードローン、投資信託などを取り扱っています。
店舗やATMを置かず、固定費は最小限に抑えられています。
クレジットは、ローン、信用保証、モーゲージバンクを柱に一般消費者向けに事業を行っています。

⑦輸送機器

航空機のリースや管理を行うほか、船舶関連の投融資を行っています。
投融資とは、お金を出したり貸したりすることを言います。

⑧ORIX USA

アメリカでローン事業やアセットマネジメント事業を行っている企業を買収し、事業を行っています。

⑨ORIX Europe

アメリカやオランダに拠点を置く資産運用会社を買収し、アセットマネジメント事業を行っています。

⑩アジア・豪州

香港、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、インド、韓国、中国などを対象に、リース事業やローン事業などを行っています。
また、中国最大の飲料メーカーである「農夫山泉」へ投資を行っています。


オリックス(8591)が21.3期通期決算を発表!

画像出典:Unsplash

2021年5月13日に、オリックスの通期決算が発表されましたので、その内容を解説していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。

株価指標と配当利回り

オリックスの株価指標と配当利回りは次のとおりです。

株価1,856.5円(+94円)
年間配当78.00円
配当利回り4.20%(△0.11%)
発行株式数1,285,724,480株
時価総額2,386,947百万円
21.3期確定利益192,384百万円
(△4,365百万円)
22.3期予想利益250,000百万円
21.3期純資産3,103,144百万円
予想PER9.54倍(△1.77倍)
PBR0.77倍(+0.03倍)
※2021年5月14日終値時点(増減記載は同年2月10日との比較)

株価は、前回記事をアップした2021年2月10日終値から94円(+5.33%)値上がりしました。
配当利回りは依然として4%を超える高配当銘柄です。
21.3期は1株当たり配当金を、前期比維持とする見込みでしたが、2円増配し、78円となりました。
22.3期はその78円を維持する予想ですが、決算発表翌日の5月14日終値で株価は約5%値上がりしました

2021年4月の「その他金融業」種別平均では、PERは11.4倍、PBRは1.1倍となっています。
他社リース業と、予想PER、PBRを比較してみます。

銘柄予想PERPBR
オリックス(8591)9.54倍0.77倍
三菱HCキャピタル(8593)11.33倍0.72倍
東京センチュリー(8439)17.01倍1.35倍
菱洋総合リース(8424)7.37倍0.75倍
※2021年5月14日終値時点

大手リース業者をピックアップしました。
競合他社や業種別平均と比較した結果、次のように判断できます

オリックスの現在の株価は、PER・PBRいずれにおいても、かなり割安です。

PER・PBRの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。


過去3ヶ月の株価変動は次のとおりです。

画像出典:Trading View

過去3ヶ月の最安値は2021年4月22日始値1,718.5円、最高値は同3月19日の1,981.5円でした。
株価変動に影響を与えたと思われるようなニュースは次のとおりです。

  • 2月8日、第3四半期決算を発表
  • 5月13日、21.3期通期決算を発表
  • 同日、5,000万株を上限に自己株式の取得を行うことを発表
  • 同日、21.3期の配当は通期で2円増配が決定、翌期は維持する見込みを発表

株主優待

画像出典:Pixabay

オリックスには、株主優待があります!

1.ふるさと優待

オリックスグループの取引先が取り扱う商品を厳選した「カタログギフト」です。
対象者は100株以上を保有している株主に限ります。
なお、100株以上を3年以上継続保有している場合は「Aコースカタログ」、3年未満の場合は「Bコースカタログ」の中から欲しい商品を選ぶことになります。

2.株主カード

保有株式数に限らず、全ての株主が対象となります
株主カードを提示することで、オリックスグループの各種サービスを割引価格で利用することができます。
宿泊や食事、レジャー施設など、さまざまな用途で使うことができます。

通期決算の概要

2021年5月13日に、オリックスの2021年3月期通期決算が公表されました。
税引前当期純利益は、約2,875億円でした。
これは、前年同期比30.3%減となっています。

セグメント別の利益および増減は次のとおりです。

セグメント利益(円)増減
法人営業・
メンテナンスリース
591億△6.07%
不動産247億△69.2%
事業投資・
コンセッション
34億△92.2%
環境エネルギー286億+145%
保険551億+22.9%
銀行・クレジット480億+22.8%
輸送機器37億△91.7%
ORIX USA436億△23.0%
ORIX Europe379億△13.4%
アジア・豪州147億△0.01%
3,188億△28.0%

事業投資・コンセッションには、空港コンセッションが含まれています。
今般の情勢により、旅客数や発着数が著しく減少したため、大きな減益となっています
輸送機器セグメントも同様の理由です。

環境エネルギーセグメントでは、太陽光などの再生可能エネルギーのほか、電力小売事業などを行っています。
セグメント利益が大きく増えていますが、インドで風力発電事業を行う投資先の売却益を計上したことなどが原因です。

大きな減益となったセグメントもありますが、輸送機器関連を含め、全てのセグメントで黒字を確保しているのは素晴らしい点ではないでしょうか

2円増配を達成!今期は維持

オリックスの配当金については、「配当性向50%」もしくは「通期配当金76円」のいずれか高い方を採用するという方針が以前から発表されていました。
次のとおり、その方針に沿った増配という結果になりました。

確定利益192,384百万円
EPS155.54円
通期配当78円
配当性向50.14%


また22.3期の配当予想について、今般の情勢によって引き続き予測困難な状況が続いています。
継続的かつ安定的な配当を継続するとして、当面は「維持」の78円となる見込みが発表されています。


自己株式取得に係る事項の決定

画像出典:Pixabay

オリックスは、次の内容で自己株式の取得を行います。

取得する株式数(上限)5,000万株
株式の取得額500億円
取得期間2021年5月17日
~2022年3月31日

株主還元を目的として実施されます。
自己株式の取得を行うと、市場に流通する株式が減少し、株価が上がるという効果があります。

また、2019年10月の取締役会において、次のような方針が決定しています。

保有する自己株式の総数の上限を、発行済株式総数の 5%程度を目安とし、それを超える数の株式は、原則として消却する

株式が消却されることは、株主目線で言えば、再び自己株式が市場に流通して株価が下がるというリスクがなくなることを意味します

22.3期は増益見込み

画像出典:Pixabay

オリックスは、22.3期の業績予想について次のとおり発表しています。

スクロールできます
億円前年比
当期利益2,500+29.9%

オリックスは、通期決算の決算短信の中にある「今後の見通し」において、次のようにコメントしています。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界経済に大きな影響を及ぼしており、その収束時期を予測するのは困難な状況です。しかしながら、当社は十分な手元流動性と高い長期借入比率を維持しており、引続き新規投資を継続したいと考えています。

手元流動性とは、手元にあってすぐに使えるような流動的な資金がどれだけあるかを示す指標とのことです。
現金や、売買目的で保有している有価証券などがこれに当たります。

また、長期借入金の比率が高いことは、借入金の返済が1年以上先のものが多く、返済によってキャッシュが不足する危険性が低いことを示しています。

つまり、手元資金が潤沢で、当面資金繰りに困ることがないことから、積極的に新規投資をしていくという方針が示されています

売上高、キャッシュフロー、配当推移など

オリックスの過去の売上高やキャッシュフロー、配当推移などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

オリックス(8591)が21.3期通期決算を発表! まとめ

ペン太

最近のオリックスのことがなんとなくわかったよ。

まみこ

大幅減益だけど、どのセグメントでも黒字を確保しているね!

ここまで、オリックスの21.3期通期決算内容について解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • オリックスの当期利益は40%減の大幅減益も、輸送機器関連で何とか黒字を確保
  • オリックスは配当性向50%の方針を適用し、21.3期は2円の増配が決定
  • オリックスの手元資金は潤沢で、引き続き積極的に新規投資を行い、事業拡大を図る

最後まで読んでいただきありがとうございます。
日本株投資なら、1株から買うことができるSBIネオモバイル証券がオススメです。
その5つの理由について解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

まみこでした。

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