三井物産<8031>が21.3期3Q決算を発表!【業績予想を上方修正!配当性向が正常化】

ペン太

この前紹介した三井物産は、最近どうなの?

まみこ

2月3日に、第3四半期決算が発表されたよ!

この記事はこんな方にオススメ
  • 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
  • 三井物産がどんな銘柄か知りたい
  • 三井物産の最新の業績を知りたい

この記事では、2021年2月3日に発表された三井物産の2021年3月期第3四半期決算の内容についてご紹介します。
過去の業績や財務指標については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

この記事を書いているのはこんな人

まみこGX(@mamicoooGX)

目次

三井物産(8031)の事業概要

画像出典:Unsplash

ここからは、三井物産が行っている事業について解説していきます。

三井物産の会社概要

三井物産株式会社(みついぶっさん、英: MITSUI & CO., LTD.)は、三井グループの大手総合商社。

Wikipedia(三井物産)より引用

日本初の総合商社で、三井不動産や三井住友銀行とならび、「三井新御三家」と呼ばれます。
三井物産の報告セグメントは、次のとおりです。

  1. 鉄鋼製品
  2. 金属資源
  3. エネルギー
  4. 機械・インフラ
  5. 化学品
  6. 生活産業
  7. 次世代・機能推進

各事業を日本国内だけでなく、米国、欧州、中東、アフリカ、アジアなどへ展開しています。

鉄鋼製品

鉄などの素材を活かし、産業課題や顧客の潜在的ニーズに沿った事業展開をしています。
価値の創出に向けて、国内外の企業と連携しています。
三井物産スチールや、三井物産スティールトレードなどを連結子会社としています。

金属資源

金属資源の確保と安定供給に寄与するとともに、リサイクル事業を進めています。
物産住商カーボンエナジーや、三井物産メタルズなどを連結子会社としています。

エネルギー

石油、天然ガス、石炭、原子力燃料などへの事業投資を行っています。
また、低炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギー事業などにも取り組んでいます。

機械・インフラ

船舶、航空、鉄道、自動車、産業機械など幅広い分野で、販売・リース・事業投資などを行っています。

化学品

基礎化学品、無機原料、機能性素材、電子材料、農業資材などへ事業展開しています。

生活産業

食品、リテール、ヘルスケア、人材、ファッションなどの幅広い分野で事業を行っています。

次世代・機能推進

次世代を担うビジネスを創造するために、IT、金融、物流などの分野へ事業展開しています。
IoT、AI、5Gなどの技術革新も見据えて、その利益を享受して事業拡大できるように模索しています。
三井物産エレクトロニクスなどを連結子会社としています。

また、同じく卸売業大手の三菱商事について、こちらの記事で分析しています。
ぜひ併せてご覧ください。

三井物産(8031)が第3四半期決算を発表!

画像出典:Unsplash

2021年2月3日に、三井物産の第3四半期決算が発表されましたので、その内容を解説していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。

株価指標と配当利回り

三井物産の株価指標と配当利回りは次のとおりです。

株価2,250円(+221.5円)
年間配当80円(+0円)
配当利回り3.55%(△0.39%)
発行株式数1,717,104,808株
時価総額3,863,485百万円
予想当期利益261,338百万円
(+49,618百万円)
PER14.78倍(△3.15倍)
PBR0.96倍(+0.10倍)
※2021年3月2日終値時点(増減記載は同年1月20日との比較)

株価は、前回記事をアップした際の2021年1月20日終値から221.5円(+10.91%)値上がりしました。

PERの計算はコンセンサス予想の当期利益に基づいていますが、三井物産の通期業績予想についても上方修正されました。
1,800億円の前回予想から2,700億へ、大幅な上方修正となりました。
これを受けて、株価が上昇した割に、PERがしっかりと下がりました

2021年2月の「卸売業」業種別平均では、PERは13.1倍、PBRは1.0倍となっています。
卸売業の大手他社とPER・PBRを比較します。

銘柄PERPBR
三井物産(8031)14.78倍0.96倍
伊藤忠商事(8001)11.72倍1.55倍
三菱商事(8058)22.09倍0.84倍
丸紅(8002)7.27倍1.03倍
住友商事(8053)赤字0.79倍
※2021年3月2日終値時点

日本の卸売業において、5大商社と呼ばれる企業をピックアップしました。
競合他社や業種別平均と比較した結果、三井物産の現在の株価は、PERでは平均的、PBRではやや割安というところでしょうか

PER・PBRの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。


過去3ヶ月の株価変動は次のとおりです。

画像出典:Trading View

過去3ヶ月では、2020年12月1日の1,799円が最安値で、翌2月25日の2,350円が最高値となっています。
その値上がり幅は551円(+30.62%)にも及び、短期間で大きく値上がりしたことがわかります

株価変動に影響を与えたと思われるようなニュースは次のとおりです。

  • 10月30日、第2四半期決算を発表。
  • 12月23日、社長人事について発表。
  • 1月15日、代表取締役を含めた役員人事を発表。
  • 1月21日、モアティーズ炭鉱事業、ナカラ回廊鉄道・湾口インフラ事業の持分売却に関する基本合意について発表。
  • 2月3日、第3四半期決算を発表。
  • 同日、通期業績予想の上方修正を発表。
  • 2月24日、3,000万株を上限とする自社株買いを行うことを発表

第3四半期決算の内容や、自社株買いの発表などを受けて、急激に株価が上昇していますね。

株主優待

画像出典:Pixabay

三井物産には、株主優待はありません。

第3四半期決算の概要

2021年2月3日に、三井物産の2021年3月期第3四半期決算が公表されました。
連結経常利益は、約2,726億円でした。
これは、前年同期比42.2%減となっています。

セグメント別の利益および増減は次のとおりです。

スクロールできます
セグメント利益(円)前年同期比
鉄鋼製品△27億黒字
⇒赤字
金属資源769億△43.4%
エネルギー267億△72.2%
機械・インフラ352億△42.5%
化学品324億+95.0%
生活産業△4億黒字
⇒赤字
次世代・機能推進374億+523.4%
2,055億△39.1%

金属資源セグメントでは、豪州石炭事業において、販売価格の下落などが原因で大きな減益となりました。
エネルギーセグメントでは、三井石油開発において、生産量減少や原油ガス価格の下落が響いて大きな減益となりました。
次世代・機能推進セグメントでは、Mitsui Bussan Commoditiesの好調なエネルギートレーディングなどにより大きな増益となりました。




通期業績予想の大幅な上方修正

画像出典:Unsplash

2021年2月3日、第3四半期決算の発表とともに、通期業績予想の上方修正が発表されました。

当期利益EPS
前回発表予想180,000百万円106.87円
今回発表予想270,000百万円160.31円
増減率50.0%50.0%
20.3期実績391,513百万円226.13円
※「通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2021年2月3日・三井物産)から引用

1.5倍の大幅な上方修正となりました。
鉄鉱石価格上昇に伴い、金融資源セグメントが350億円の上方修正となったことなどが主な要因です。

なお、配当予想に変更はなく、前期比維持の80円が最新の配当予想です。
業績予想の上方修正を受けて、配当性向は75%から50%へ大幅に改善しました

モアティーズ炭鉱、ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業の持分売却

画像出典:Pixabay

三井物産は、「Vale」という会社とともに、アフリカのモザンビーク共和国で、モアティーズ探鉱事業およびナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業を推進しています。

モアティーズ探鉱事業

石炭の生産・販売を行う事業です。
権益は、Vale85%、三井物産15%、モザンビーク鉱物資源公社5%です。

ナカラ回廊鉄道・港湾インフラ事業

石炭・一般貨物・旅客の輸送および積出を行う事業です。
権益は、Vale約50%、三井物産約50%、モザンビーク共和国現地株主が少数です。


この事業について、三井物産が保有する全持分と、それに付随する融資について、Valeにそれぞれ1ドルで譲渡することについて、基本合意書を2021年1月20日付けで締結しました。

Valeが、本来の中核事業に専念することや、ESG投資の観点から石炭事業からの撤退を決定しています。
両事業について、Valeは第三者への売却を検討しており、手続き簡素化のため、まずは三井物産から事業譲渡を受けるという流れになるようです。

三井物産は、2017年に権益の一部を取得し、2019年時点で簿価は930億円を計上していました。
しかし、埋蔵量の減少や原料炭価格の減少など、事業は上手くいっておらず、467億円の減損損失を計上していました

なお、この度の事業撤退による損失額は現在精査中としています。
ただし、2月3日に発表した通期業績予想の修正は、その損失額を一部織り込んだ上での上方修正となっています

売上高、キャッシュフロー、配当推移など

三井物産の過去の売上高やキャッシュフロー、配当推移などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

三井物産(8031)が21.3期3Q決算を発表! まとめ

ペン太

最近の三井物産のことがなんとなくわかったよ。

まみこ

業績予想の上方修正によって、配当金の維持は濃厚になったね!

ここまで、三井物産の21.3期第3四半期決算内容について解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • 三井物産は、通期業績予想の大幅な上方修正を発表。
  • 配当金の期末予想修正はなかったものの、配当性向が約50%となり、正常化の見通しが立った
  • アフリカでの事業撤退に伴う損失を精査中だが、通期業績予想に一部織り込まれている

最後まで読んでいただきありがとうございます。
日本株投資なら、1株から買うことができるSBIネオモバイル証券がオススメです。
その5つの理由について解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

まみこでした。

投資に関するオススメ書籍はこちら↓

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる