ENEOS<5020>が21.3期3Q決算を発表!【原油価格上昇への期待感、デリバリー事業など】

ペン太

この前紹介したENEOSホールディングスは、最近どうなの?

まみこ

2月10日に、第3四半期決算が発表されたよ!

この記事はこんな方にオススメ
  • 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
  • ENEOSホールディングスがどんな銘柄か知りたい
  • ENEOSホールディングスの最新の業績を知りたい

この記事では、2021年2月10日に発表されたENEOSホールディング(以下、「ENEOS」)の2021年3月期第3四半期決算の内容についてご紹介します。
過去の業績や財務指標については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

この記事を書いているのはこんな人

まみこGX(@mamicoooGX)

目次

ENEOS(5020)の事業概要

画像出典:Pexels

ここからは、ENEOSホールディングスが行っている事業について解説していきます。

ENEOSホールディングスの会社概要

ENEOSホールディングス株式会社(エネオスホールディングス、英称:ENEOS Holdings, Inc.)は、2010年4月1日に設立されたENEOSグループ(当時はJXグループ)の持株会社。

ウィキペディア(Wikipedia)から引用

持株会社とは、他社を支配することを目的に、株式を多数保有することを事業としている会社です。
ホールディングカンパニーとも呼ばれます。

2020年6月に、JXTGホールディングスからENEOSホールディングスへ商号変更されました。

エネルギー事業

主要な事業会社は、傘下のENEOS株式会社です。
エネルギーの安定供給と有効活用を目指します。

石油製品(ガソリンなど)、ガス、石炭、石油化学製品などを取り扱うほか、電気・水素の供給も行います。

石油・天然ガス開発事業

主要な事業会社は、傘下のJX石油開発株式会社です。
石油や天然ガスなどの鉱物資源の開発を進めています。

金属事業

主要な事業会社は、傘下のJX金属株式会社です。
非鉄金属資源の開発・採掘を行うほか、非鉄金属製品(金銀銅など)の製造・販売などの事業を行っています。


ENEOS(5020)が第3四半期決算を発表!

画像出典:Unsplash

2021年2月10日に、ENEOSの第3四半期決算が発表されましたので、その内容を解説していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。

株価指標と配当利回り

ENEOSの株価指標と配当利回りは次のとおりです。

株価445.1円(+87.9円)
年間配当22円
配当利回り4.94%(△1.21%)
発行株式数3,230,282,649株
時価総額1,437,798百万円
予想当期利益91,450百万円
(△7,285百万円)
PER15.89倍(+4.21倍)
PBR0.62倍(+0.12倍)
※2021年2月12日終値時点(増減記載は前年12月22日との比較)

株価は、前回記事をアップした2020年12月22日終値から87.9円(+24.60%)値上がりしました。
配当利回りは大きく下がりましたが、依然として4%後半の高配当銘柄です。

また、予想当期利益が下がった割に株価が上がっているので、PERがかなり高くなっていますね

2021年1月の「石油・石炭製品」業種別平均では、PERは赤字、PBRは0.5倍となっています。
業種の当期純利益合計が赤字のため、PERの業種別平均は求めることができません。
日本のガソリンスタンド大手3社の予想PER、PBRを比較してみます。

銘柄予想PERPBR
ENEOS(5020)15.89倍0.62倍
出光興産(5019)52.89倍0.72倍
コスモエネルギー(5021)24.69倍0.91倍
※2021年2月12日終値時点

今般の情勢下で、原油需要が大きく低下しており、いずれの企業もギリギリ黒字予想となっています。
そのような状況だとPERが高くなりやすいため、同じガソリン業でもかなり開きがありますね。

PBRで見れば、ENEOSの現在の株価はやや割安という水準にあると言えます

PER・PBRの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。


過去3ヶ月の株価変動は次のとおりです。

画像出典:Trading View

2021年1月5日終値369.3円に対し、同13日始値416.8円でした。
その値上がり幅は、47.5円(+12.86%)です

1月12日に、アメリカ原油先物相場でWTI(2月限)価格が1バレル=53.21ドルを記録し、2020年2月以来の水準に達しました。
これを受けて、原油価格高騰の期待感などから、石油関連株の株価が軒並み上昇しました。
ENEOSは、原油からガソリンなどの石油製品を精製して販売する、石油元売り事業を行っています

そのほか、株価変動に影響を与えたと思われるようなニュースは次のとおりです。

  • 11月11日、第2四半期決算、および通期業績予想の上方修正を発表。
  • 2月10日、第3四半期決算を発表。
  • 同日、子会社における減損損失の発生および利益の発生見込みについて発表。

減損損失の発生等については、後ほど詳しく解説します。

株主優待

画像出典:Pixabay

ENEOSには、株主優待がありません。

第3四半期決算の概要

2021年2月10日に、ENEOSの2021年3月期第3四半期決算が公表されました。
連結経常利益は、約1,164億円でした。
これは、前年同期比42.5%減となっています。

セグメント別の利益および増減は次のとおりです。

セグメント利益(円)増減
エネルギー892億△12.1%
石油・天然ガス開発66億△83.5%
金属△53億黒字⇒赤字
905億△52.4%

エネルギーでは、今般の情勢により、国内外の石油・石油化学製品需要が大きく減少しています
ジェット燃料、軽油、ガソリンを中心に販売していて、その数量は国内で14.4%減、輸出は63.4%減となっています。

石油・天然ガス開発では、原油や天然ガスの生産量は前年より増加しているものの、販売価格が下落しました。

金属では、IT分野での販売量増加などがあったものの、チリのカセロネス銅鉱山の減損損失計上などにより、営業損失となりました。

カセロネス銅鉱山の減損損失および利益計上について

当社は、子会社である JX 金属株式会社(本社;東京都港区虎ノ門二丁目、社長;村山 誠一、以下「JX 金属」)が間接保有するカセロネス銅鉱山権益に関連して、2021 年3月期第3四半期に減損損失を計上することとなりました。また、同鉱山の全権益を取得することに関連し、第4四半期に約600 億円の債務消滅益を計上する見込みとなりましたので、合わせてお知らせいたします。

当社子会社における減損損失の発生および利益の発生見込みについて(ENEOSホールディング・2021年2月10日)より引用

チリのカセロネス銅鉱山には、今般の情勢を踏まえ、入山人員の制限等を行いながら操業を継続していました。
しかし、採掘に大きな遅れが生じ、長期生産計画の見直しを実施したほか、同鉱山の「資産価値」を再評価した結果、694億円の減損損失を計上することとなりました
これは、第3四半期決算に計上されており、金属セグメントに該当します。

減損損失とは

減損損失は、減損会計によって計上された損失額を指します。
減損会計は、「将来回収できる金額」が低下したため、固定資産の価値を切り下げる会計処理のことを指します。

減損損失は、原則として損益計算書の「特別損失」として計上します。

また、「三井金属鉱業」と「三井物産」から、カセロネス銅鉱山の権益を譲り受けることで、カセロネス銅鉱山の全権益を取得することとなりました。
これに伴い、両社が有するカセロネス銅鉱山の運営会社に対する貸付債権等を買い取りました。
この貸付債権等は、ENEOSが財務諸表に計上している「借入債務」に対応するもので、相殺消去することになります
相殺による差額は600億円で、その他の収益として第4四半期決算に計上する予定です。

三井物産の事業内容や株価については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

自動宅配ロボットによるデリバリー実証実験を開始

ENEOS、ZMP、エニキャリは協業契約を締結し、自動宅配ロボットを活用したデリバリー実証実験を開始しました。
飲食店やコンビニなど、複数店舗の商品を自動宅配ロボットでデリバリーする取り組みは、国内初とのことです。
「非接触型デリバリー」として注目されます。
実証実験によって、正確性、安全性、配当コストなどの課題点を抽出します。

ENEOSは、宅配ロボット「デリロ」の保有・保管・運用のほか、注文・宅配プラットフォームの運営を受け持ちます


売上高、キャッシュフロー、配当推移など

ENEOSの過去の売上高やキャッシュフロー、配当推移などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

ENEOS(5020)が21.3期3Q決算を発表! まとめ

ペン太

最近のENEOSのことがなんとなくわかったよ。

まみこ

デリバリー実証実験とか、新しい試みにもチャレンジしているね!

ここまで、ENEOSの21.3期第3四半期決算内容について解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • ENEOSの株価は、原油価格上昇への期待感などから急騰している
  • ENEOSの業績は原油価格に影響を受けやすいため、まずは景気回復が待たれる
  • ENEOSは、デリバリー実証実験など、新たな事業分野への参入も画策か

最後まで読んでいただきありがとうございます。
日本株投資なら、1株から買うことができるSBIネオモバイル証券がオススメです。
その5つの理由について解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

まみこでした。

スポンサーリンク
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次
閉じる