ENEOSホールディングス<5020>を徹底分析!【高配当だが景気敏感株】

ペン太

まみこが投資しているENEOSホールディングスってどんな会社なの?

まみこ

エネルギー事業のほかに、鉱物資源の開発や、金属事業も行っているよ!

この記事はこんな方にオススメ
  • 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
  • ENEOSホールディングスがどんな企業か知りたい
  • ENEOSホールディングスの業績が知りたい

投資初心者向けの記事をまとめた、「投資の始め方。」という記事を公開しています。
本記事を読む中で、よくわからないと感じることがあれば、覗いてみてください。

この記事を書いているのはこんな人

まみこGX(@mamicoooGX)

目次

ENEOSホールディングス(5020)の事業概要

画像出典:Pexels

ここからは、ENEOSホールディングスが行っている事業について解説していきます。

ENEOSホールディングスの会社概要

ENEOSホールディングス株式会社(エネオスホールディングス、英称:ENEOS Holdings, Inc.)は、2010年4月1日に設立されたENEOSグループ(当時はJXグループ)の持株会社。

ウィキペディア(Wikipedia)から引用

持株会社とは、他社を支配することを目的に、株式を多数保有することを事業としている会社です。
ホールディングカンパニーとも呼ばれます。

2020年6月に、JXTGホールディングスからENEOSホールディングスへ商号変更されました。

エネルギー事業

主要な事業会社は、傘下のENEOS株式会社です。
エネルギーの安定供給と有効活用を目指します。

石油製品(ガソリンなど)、ガス、石炭、石油化学製品などを取り扱うほか、電気・水素の供給も行います。

石油・天然ガス開発事業

主要な事業会社は、傘下のJX石油開発株式会社です。
石油や天然ガスなどの鉱物資源の開発を進めています。

金属事業

主要な事業会社は、傘下のJX金属株式会社です。
非鉄金属資源の開発・採掘を行うほか、非鉄金属製品(金銀銅など)の製造・販売などの事業を行っています。


ENEOSホールディングス(5020)の株価分析!

画像出典:Unsplash

ここからは、さまざまな指標からENEOSホールディングスの株価を分析していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。

株価指標と配当利回り

ENEOSホールディングスの株価指標と配当利回りは次のとおりです。

株価357.2円
年間配当22円
配当利回り6.15%
発行株式数3,230,282,649株
時価総額1,153,856百万円
予想当期利益98,735百万円
予想PER11.68倍
PBR0.50倍
※2020年12月22日終値時点

配当利回りが6%を超えており、特に日本株の中では高い部類に入ります

ENEOSホールディングスは東証33業種では、「石油・石炭製品」に分類されています。
2020年11月の業種別平均では、石油・石炭製品はPERがマイナス、PBRが0.5倍となっています。
PERがマイナスになるのは、1株当たり当期純利益がマイナスになるためです。

日本のガソリンスタンド大手3社の予想PER、PBRを比較してみます。

銘柄予想PERPBR
ENEOSホールディングス(5020)11.68倍0.50倍
出光興産(5019)マイナス0.60倍
コスモエネルギーHLDGS(5021)17.05倍0.63倍
※2020年12月22日終値時点

出光興産は21.3期の当期利益が赤字予想なので、予想PERがマイナスになっています。
他2社や業種別平均と比較しても、ENEOSホールディングスの現在の株価は、PER・PBRともに割安となっています

なお、年初来の株価変動は次のとおりです。

画像出典:Trading View

2020年の年初来高値は1月8日の520.7円です。
コロナショックにより急落し、3月19日に年初来安値320.1円を記録しています。
6月初旬に420円台まで回復しますが、その後は株価が安定しない状況が継続しています。

株主優待

画像出典:Pixabay

ENEOSホールディングスに、株主優待はありません。

配当金、配当性向

配当性向とは、当期純利益のうちどれだけを配当金として株主に還元するかをパーセンテージで表したものです。
ちなみに、優待券は配当性向には含まれません。

配当性向が高すぎる企業は今後の経営に不安が残りますし、安定した経営をしているのに配当性向が低い企業は投資家から避けられてしまいます。
一般的に配当性向は30%前後が目安とされています。

ENEOSホールディングスの配当金と配当性向の推移は、次のようになっています。

配当金配当性向
11年3月15.5円9.74%
12年3月16円23.35%
13年3月16円24.98%
14年3月16円37.22%
15年3月16円赤字
16年3月16円赤字
17年3月16円26.56%
18年3月19円14.01%
19年3月21円21.09%
20年3月22円赤字
21年3月(予想)22円177%

ENEOSホールディングスは連続増配企業ではありませんが、減配はせず、増配または維持という方針を一貫しています。
2021年3月期の決算では、配当金予想が22円で、予想配当性向177%となっています。

配当性向が100%を超えているということは、当期利益よりも配当金総額の方が多いということです。
当期利益のほかに、繰越利益剰余金や基金などの「自己資本」を取り崩して配当金とすることになります
安定配当のためですので、短期的に見ればあり得ることですが、コロナショックによる業績悪化からなかなか回復できない場合、厳しい状況に陥ります。

ENEOSホールディングスは現状配当利回り6%超えですが、今後の業績次第で減配や無配となるリスクがありますので、注意しましょう。

売上高・経常利益の推移

ENEOSホールディングスの売上高と経常利益の推移は次のようになっています。

※左軸:売上高、右軸:経常利益

ENEOSホールディングスの業績は、原油などの資源価格に依存します。
原油価格の低迷に伴って2015年から2016年の経常利益が赤字となっています。
また、コロナショックによる急激な原油需要の減少により、2020年3月期も赤字となりました。

石油元売り事業(=原油からガソリンなどの石油製品を精製して販売する事業)は、景気の影響を受けやすい業種です
景気が良くなればガソリンなどの需要が増し、業績も上向くことが予想されます。


キャッシュ・フローの推移

キャッシュ・フローは、現金の動きを表したものです。
ENEOSホールディングスのキャッシュ・フローの推移は次のとおりです。

※単位は百万円

本業のお金の動きを表す営業CFが常にプラスで推移している点は素晴らしいです。
ただ右肩上がりではなく、振れ幅が大きい点が少し気になります。

石油元売り事業は輸送や保管などの費用がかかり、投資CFが大きくなる傾向にあります。
投資CFが大きくなりすぎて、フリーCFがマイナスになっている年があります。
フリーCFは自由に使えるお金ですので、それがマイナスだと、株主に還元する余力がないということになります

なお、それぞれのキャッシュ・フローの意味を簡単に説明すると、次のようになります。

営業活動によるキャッシュ・フロー(営業CF)

本業における資金の動き

  • 税引前当期純利益
  • 減価償却費 など
投資活動によるキャッシュ・フロー(投資CF)

設備投資など、将来に向けたキャッシュ・フロー

  • 定期預金の増減
  • 固定資産の取得・売却
  • 有価証券の取得・売却 など
財務活動によるキャッシュ・フロー(財務CF)

資金調達活動によるキャッシュ・フロー

  • 短期借入による増減
  • 長期借入による収入、借入金返済による支出
  • 株主への配当金の支払い など
現金及び現金同等物
  • 現金(紙幣・硬貨)
  • 普通預金・当座預金
  • 預入期間が3か月以内の定期預金 など
フリーキャッシュ・フロー(フリーCF)

自由に使えるお金という意味。
「営業CF」と「投資CF」を足すことで求められる。

ENEOSホールディングスの第2四半期決算内容

2020年11月13日に、ENEOSホールディングスの第2四半期決算が公表されました。
連結経常利益の、第2四半期累計(2020年4月1日から2020年9月30日)は、771億円でした。
これは、前年同期比34.6%減となっています。

第2四半期累計のセグメント利益は889億円で、前年同期比32.0%減です。
セグメント別では、エネルギーが59.1%減、石油・天然ガス開発が93.7%減、金属が4%増となっています。

原油や天然ガスの需要減による販売価格下落が大きく影響し、営業利益の大幅減につながりました。
また、スマートフォンや通信インフラなどの高機能IT分野で製品の需要が高まったことなどから、金属事業は増益となりました。

ENEOSホールディングス(5020)を徹底分析! まとめ

ここまで、ENEOSホールディングスについて事業概要や株価について徹底分析してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • ENEOSホールディングスは高配当を維持するが、今後の業績次第で減配の可能性もあり
  • 石油元売り事業の業績は、景気の影響を受けやすい
  • ENEOSホールディングスのキャッシュフローは概ね良好

こちらの記事では、ENEOSの第3四半期決算を分析しています。
決算内容のほか、主要トピックについても解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

まみこでした。

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