
東京個別指導学院は、最近どうなの?



10月14日に、第2四半期決算が発表されたよ!
- 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
- 東京個別指導学院がどんな銘柄か知りたい
- 東京個別指導学院の最新の業績を知りたい
この記事では、2021年10月14日に発表された東京個別指導学院の第2四半期決算の内容についてご紹介します。。
過去の業績や財務指標については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。


東京個別指導学院(4745)の事業概要


ここからは、東京個別指導学院が行っている事業について解説していきます。
東京個別指導学院の会社概要
株式会社東京個別指導学院(とうきょうこべつしどうがくいん)は、東京個別指導学院・関西個別指導学院の名称の個別指導塾(261教室・生徒数3万5000名前後、全直営校)を東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫・京都・福岡に展開しているベネッセグループの株式会社。
Wikipedia(東京個別指導学院)より引用
東京個別指導学院の報告セグメントは、「個別指導塾事業」のみです。
個別指導塾事業
最大でも先生1・生徒2までの「完全個別指導」が特徴です。
また2020年から「オンライン個別指導サービス」の提供を開始するなど、時代のニーズに沿った事業展開を行っています。
東京個別指導学院(4745) が第2四半期決算を発表!


2021年10月14日に、東京個別指導学院の第2四半期決算が発表されましたので、その内容を解説していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。
株価指標と配当利回り
東京個別指導学院の株価指標と配当利回りは次のとおりです。
株価 | 705円(+114円) |
年間配当 | 26円( ±0円 ) |
配当利回り | 3.69%(△0.71%) |
発行株式数 | 54,291,435株 |
時価総額 | 38,275百万円 (+6,186百万円) |
22.2期予想利益 | 1,413百万円 |
21.2期純資産 | 8,447百万円 |
PER | 23.89倍 |
PBR | 4.53倍 |
株価は、前回記事をアップした際の2021年4月23日終値よりも、114円値上がりしています。
東京個別指導学院は東証33業種では、「サービス業」に分類されています。
2021年9月の業種別平均では、サービス業はPERが85.1倍、PBRが1.9倍となっています。
サービス業の内、学習塾などの事業を展開する他社と、PER・PBRを比較します。
銘柄 | PER | PBR |
---|---|---|
東京個別指導学院(4745) | 22.70倍 | 3.81倍 |
ナガセ(9733) | 18.04倍 | 2.62倍 |
リソー教育(4714) | 27.13倍 | 7.08倍 |
早稲田アカデミー(4718) | 41.56倍 | 1.72倍 |
競合他社や業種別平均と比較した結果、次のように判断できます。
東京個別指導学院の現在の株価は、 PERで見ると妥当、PBRでやや割安な水準にあります。
PER・PBRの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
過去3ヶ月の株価変動は次のとおりです。


青いチャートが東京個別指導学院、オレンジのチャートは日経平均株価を表しています。
9月以降に大きく株価が伸びており、10月の第2四半期決算発表後、さらにもう1段階大きく株価が伸びていますね。
9月以降は日経平均が下降しているので、日経平均とは比例していない点がありそうですね。
株価変動に影響を与えたと思われるようなニュースは次のとおりです。
- 7月13日、22.1期第1四半期決算を発表。前年同期よりも売上高倍増、営業赤字が縮小。
- 7月14日、新市場区分におけるプライム市場への上場維持基準について一次判定結果で適合していることを確認し、公表。
- 9月6日、新市場区分における「プライム市場」選択申請に関するお知らせを公表。
- 10月14日、22.2期第2四半期決算を発表。前年同期よりも増収、利益ベースでも黒字化を達成。



プライム市場ってなに?



2022年4月から、東証一部、二部、マザーズ、ジャスダックを再編して、「プライム」「スタンダード」「グロース」の3市場になるんだ。
株主優待


東京個別指導学院には、株主優待があります!
毎年2月末時点で、100株以上を保有している株主が対象です。
保有年数の制限はありません。
優待内容は、次のとおりです。
株主優待品カタログに掲載する優待品の中からご希望の1品を贈呈
2021年5月から9月が申込期間だった優待品は、お米、お菓子、今治タオル、図書カードなどがラインナップされていました。
第3四半期決算の概要
2021年10月14日に、東京個別指導学院の2021年2月期の第2四半期決算が公表されました。
連結経常利益は、約6.9億円で、前年は赤字だったところを、今年は黒字化しています。
連結経常利益ベースの、会社業績予想進捗率は、31.7%です。
東京個別指導学院の報告セグメントは、個別指導塾事業のみであり、セグメント利益等の記載は省略されています。
なお、授業料(売上高)の内訳が次のとおり公表されています。
部門 | 金額 | 前年比増減 |
---|---|---|
小学生 | 1,132,889千円 | +47.1% |
中学生 | 3,585,012千円 | +32.9% |
高校生 | 5,966,803千円 | +29.7% |
その他事業 | 205,368千円 | +74.8% |
計 | 10,890,074千円 | +33.0% |
第2四半期においては、すべての教室を通常開校することができました。
また、以前からオンライン個別指導の設備整備に力を入れており、更に利便性や学習効率の向上を図るとしています。
新市場区分における「プライム市場」を選択申請
2022年4月から、東京証券取引所の市場区分が次のとおり再編されます。
- 東証一部(2,189社)
- 東証二部(471社)
- マザーズ(382社)
- ジャスダック(694社)
(※社数は2021年8月31日時点)
東京個別指導学院は現在東証一部に上場しています。
2021年7月9日付けで東京証券取引所から、新市場区分における上場維持基準への適合条件に関する一次判定結果を受領したようです。
その結果が、2021年7月14日付で公表されています。
東京個別指導学院は、一次判定結果において、プライム市場への上場維持基準に適合しています。
この結果を踏まえて、 取締役会で、プライム市場の選択申請を行うことを決議し、2021年9月6日に公表しました。
自己資本比率からみる倒産リスクは低い
東京個別指導学院の、22.2期第2四半期決算時点の財政状態は次のとおりです。
総資産 | 11,830,942千円 |
負債 | 3,660,422千円 |
純資産 | 8,170,519千円 |
自己資本比率 | 68.9% |
自己資本比率は40%を下回ると、倒産リスクを懸念しなくてはなりません。
東京個別指導学院の自己資本比率は70%を超えており、非常に安心できる水準です。
なお、東京個別指導学院の負債は「買掛金」や「未払金」が大半で、銀行などからの融資は受けていないことが特徴です。
「自己資本比率」の指標からみれば、倒産リスクは低いと言えるでしょう。
続々と拠点開発、生徒数も増
次のとおり、新たな個別指導塾を開校しています。
名称 | 所在 | 開校時期 |
---|---|---|
千歳烏山南口教室 | 東京都 | 2021年3月 |
国領教室 | 東京都 | 2021年3月 |
武蔵中原教室 | 神奈川県 | 2021年6月 |
三田教室 | 東京都 | 2021年6月 |
金町教室 | 東京都 | 2021年9月 |
茗荷谷教室 | 東京都 | 2021年9月 |
上期の期中平均の在籍生徒数は、32,069名で、前年同期よりも13.0%増加しました。
また、一昨年同期の期中平均在籍生徒数(31,888名)に対しても0.6%増えており、コロナ過以前の水準まで回復しています。
売上高、キャッシュフロー、配当推移など
東京個別指導学院の過去の売上高やキャッシュフロー、配当推移などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。


東京個別指導学院(4745)が第2四半期決算を発表! まとめ



最近の東京個別指導学院のことがなんとなくわかったよ。



通常どおりの授業に加えて、オンライン授業も充実してきているね!生徒数も回復してきていて、明るい兆しが見えてきているよ!
ここまで、東京個別指導学院の第2四半期決算の内容について解説してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。
- 前年同期よりも増収し、利益ベースでも黒字化を達成!
- 東京個別指導学院は、プライム市場への上場維持基準を満たしており、プライム市場を選択申請する。
- 新たな個別指導塾を続々と開校し、生徒数も回復傾向!
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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その5つの理由について解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。
まみこでした。


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