コメダHD<3543>を徹底分析!【減配も、安定した黒字経営!店舗数も増加中】

ペン太

コメダHDってどんな銘柄なの?

まみこ

コメダ珈琲店を全国展開しているよ!

この記事はこんな方にオススメ
  • 日本株を買いたいけど、なにを買ったらいいかわからない
  • コメダHDがどんな企業か知りたい
  • コメダHDの業績が知りたい

2021年4月14日に通期決算が発表された、コメダHDを分析します。
この記事を読めば、さまざまな指標からコメダHDに投資するかどうか判断することができます

この記事を書いているのはこんな人

まみこGX(@mamicoooGX)

目次

コメダHD(3543)の事業概要

コメダのモーニングサービス

ここからは、コメダHDが行っている事業について解説していきます。

コメダHDの会社概要

株式会社コメダは、愛知県名古屋市に本社を置く、喫茶店チェーン・珈琲所コメダ珈琲店などを展開している日本の企業である。

Wikipedia(コメダ)から引用

株式会社コメダの完全親会社が、コメダHDで、上場しているのはコメダHDです。
2016年6月29日に、コメダHDが東証一部に上場しました。

コメダHDは、「喫茶店のFC事業」のみの単一セグメントとなっています。

1968年に1号店

ミニシロノワールとコーヒーのセット

1968年1月に、名古屋市に「コメダ珈琲店」の1号店を開店しました。
コメダ珈琲の名物商品である「シロノワール」は、1977年2月に登場しています

2000年代に入ってからは全国展開し、2013年4月に国内500店舗、2018年7月には国内800店舗に到達しました。
2019年6月には47都道府県すべてに出店を達成したほか、中国や台湾などへの出店も進めています。

5つのコメダブランド

株式会社コメダは、5つのブランドで事業展開しています。

  1. 珈琲所 コメダ珈琲店(899店)
  2. 甘味喫茶 おかげ庵(11店)
  3. コメダ謹製「やわらかシロコッペ」(2店)
  4. 石窯パン工房ADEMOK(1店)
  5. KOMEDA is □(1店)

※2021年2月時点

主力ブランドは、お馴染みのコメダ珈琲店です。
コメダのパンは自社製造で、おいしさへのこだわりはもちろん、居心地の良さやサービスへのこだわりが特徴です。


コメダHD(3543)の株価分析!

画像出典:Unsplash

ここからは、さまざまな指標からコメダHDの株価を分析していきます。
なお、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。投資の判断は自己責任でお願いいたします。

株価指標と配当利回り

コメダHDの株価指標と配当利回りは次のとおりです。

スクロールできます
株価2,036円
年間配当51.00円
配当利回り2.50%
発行株式数46,117,350株
時価総額93,897百万円
21.2期確定利益3,590百万円
22.2期予想利益4,850百万円
21.2期純資産34,792百万円
予想PER19.36倍
PBR2.69倍
※2021年4月30日終値時点

現在の配当利回りは2.50%で、高配当銘柄と呼ぶには物足りないですね。

コメダHDの業種は、「卸売業」に該当します。
2021年3月の業種別平均は、PERは14.0倍、PBRは1.0倍となっています。
コメダHDと競合する他社と、PER・PBRを比較します

銘柄予想PERPBR
コメダHD(3543)19.36倍2.69倍
ドトール・日レスHD(3087)16.36倍0.76倍
サンマルクHD(3395)赤字予想0.89倍
東和フードサービス(3329)赤字予想2.24倍
銀座ルノアール(9853)赤字予想1.11倍
※2021年4月30日終値時点

東和フードサービスは、椿屋珈琲などを展開する外食チェーンです。
コメダHDは卸売業で、列記したそれ以外は「小売業」に分類されています。

コメダは、本社が作ったパンをフランチャイズ(FC)店が仕入れるという業態です
コメダ珈琲店はそのほとんどがFC店です。
実は、飲食業よりも「食材卸売業」の性格が強いのです。

競合他社や業種別平均と比較した結果、次のように判断できます

コメダHDの現在の株価は、PER・PBRいずれにおいても、割高です。

PERは、今期(22.2期)の当期純利益予想で、株価が割安かどうかを表す、短期的視点による指標です。
PBRは、純資産残高を見た時に、株価が割安かどうかを表す、長期的視点による指標です。

PBRやPERの考え方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。



なお、過去1年の株価変動は次のとおりです。

画像出典:Trading View

青いチャートがコメダHD、オレンジのチャートは日経平均株価を表しています。
大きく上昇している日経平均株価に比べて、コメダHDは緩やかに上昇していることがわかります

過去1年では、2021年3月22日の2,147円が最高値で、2020年5月7日の1,628円が最安値となっています。

株価変動に影響を与えたと思われるようなニュースは次のとおりです。

  • 10月14日、第2四半期決算および中間配当を発表。中間配当は7円減配で、期末配当は未定。
  • 1月4日、鬼滅の刃とのコラボキャンペーンをスタート
  • 1月13日、第3四半期決算を発表。
  • 3月21日(日)、TBSで18時半から「坂上&指原のつぶれない店」全国放送
  • 4月14日、21.2期通期決算を発表。
  • 同日、21.2期の期末配当は5円の減配。22.2期は12円増配し、再び51円に回復する見込み。
  • 同日、譲渡制限付株式報酬とすることを目的に、自己株式の取得を行うことを発表
  • 同日、中期経営計画の策定を発表
  • 4月16日、自己株式の取得完了

10月の減配発表や、3月のTV全国放送などが株価の影響が大きかったものの、ほとんど乱高下する場面はありませんでした。

売上収益、営業利益の推移

コメダHDの売上収益と営業利益の推移は次のようになっています。

※左軸:売上収益、右軸:営業利益

21.2期は売上・利益ともに落ち込んでしまいましたが、それまでは綺麗な右肩上がりでした。
そもそも、今般の情勢によって飲食業は赤字転落している企業も多いので、しっかりと黒字経営をしているところが素晴らしいですね

経常利益(円)=営業利益(円)+営業外利益(円)-営業外費用(円)

営業利益率の推移

営業利益とは、本業で稼いだ利益のことです。
営業利益率は、売上高に占める営業利益の割合を示すもので、営業利益率が高ければ、本業の業績が良いと判断することができます

経産省の報告によれば、日本株の営業利益率の平均は7%前後で、10%を超えれば良好と判断することができます。
その中でも飲食業は平均8.6%と報告されている中で、コメダHDは20%前後と高い営業利益率を誇ります
これは先述したように、自社製造パンをFC店が仕入れるという「食材卸売業」の部分が大きく貢献しているようです。

営業利益率(%)=営業利益(円)÷売上高(円)×100



キャッシュ・フローの推移

キャッシュ・フローは、現金の動きを表したものです。
コメダHDのキャッシュ・フローの推移は次のとおりです。

※単位は百万円

過去10年全ての年で営業CFが黒字で、概ね右肩上がりに推移しています。
また過去10年は、概ね次のようなキャッシュフローとなっています。

  • 営業CF 黒字
  • 投資CF 赤字
  • 財務CF 赤字

本業で生み出したお金だけで、新たな設備投資や、借入金の返済を行っています。
かつ、営業CFは波がありながらも順調に伸びており、設備投資による事業拡大は順調です。

21.2期に限っては、新たに101億円の借入収入があったころから、財務CFが黒字となっています
21.2期は業績が悪化したことなどから、借入金を増やすことは、資金繰りを安定させるために致し方ないことでしょう。

何の問題もない、素晴らしいキャッシュフローです。

自己資本比率の推移

※連結自己資本比率

自己資本比率は、総資産に占める、自己資本(純資産)の割合を示すものです。
純資産は、総資産から負債を引いたものです。
つまり、自己資本比率が50%を超えていれば、負債よりも自己資本の方が多いということです。
一般的に、自己資本比率が40%を超えていれば、倒産リスクは低いと言われています

コメダHDの自己資本比率は、概ね40%前後を推移しています。
借入金などの負債が増えていることで、自己資本比率が下がってきています。
とはいえコメダHDは卸売業の性格が強く、卸売業は売掛金などの流動負債が増えやすい傾向にあるため、自己資本比率が20%程度でも問題ないとする見方もあります

自己資本比率(%)=自己資本(総資産-負債)÷総資産

ROE、ROAの推移

このグラフは、コメダHDのROE(自己資本利益率)とROA(総資産利益率)の推移を表しています。
日本株のROE平均は6%から7%程度、ROA平均は3%程度です。

コメダHDは近年、ROEは平均を大きく上回り、ROAは平均を少し上回る水準で推移しています
ROEが右肩下がりですが、コメダHDの営業利益率は一定している中で、19.2期までは自己資本比率が増えていたことが要因です。

ROE(%)=当期純利益(円)÷純資産(円)
ROA(%)=当期純利益(円)÷総資産(円)

株主優待

画像出典:Pixabay

コメダHDには、株主優待があります!

1,000円相当の自社電子マネー

系列店で使える、プリペイドカード「KOMECA」が贈呈されます。

スクロールできます
通常の優待制度長期保有優待制度
対象株主100株以上保有3年以上300株
継続保有
実施回数
(基準日)
年2回
(8月末・2月末)
年1回
(2月末)
贈呈額1,000円分/回通常優待に加えて、
1,000円分/回

議決権行使による薄謝

※株主優待とは少し異なりますが、ご紹介します。
100株以上保有している株主は、株主総会で議決権が生じます。
コメダHDは、議案への賛否に関わらず、議決権を行使した方を対象に、KOMECAへの500円チャージを実施しています

ペン太

このパターンは初めて見たよ!

まみこ

少しでもたくさんの株主の意見を反映させるためだね!

配当金、株主優待、議決権行使による500円チャージを合わせると、利回りは3.73%となります(※)
(※)2021年4月30日終値2,036円の場合

配当金、配当性向

コメダHDの配当金と配当性向の推移は、次のようになっています。

配当金配当性向
15年2月16.67円22.67%
16年2月0円-%
17年2月50円24.32%
18年2月50円45.37%
19年2月50円44.08%
20年2月51円42.53%
21年2月39円50.08%
22年2月(予想)51円48.48%

コメダHDが上場したのは2016年6月で、まだそれほど年数が経っていません。
コメダHDはこれまで連結配当性向50%程度を目標としてきました。
また、新たに発表された2026年2月までの中期経営計画では、配当金と自社株買いを合わせた総還元性向を、50%以上とする目標を掲げています

22.2期は利益水準を回復させて、配当性向50%弱の51円まで増配する配当予想を発表しています。

配当性向(%)=1株当たり配当金(円)÷EPS(円)

EPSは、当期利益を、発行済み株式数で割ることで求めることができ、「1株当たり利益」とも言われます。

20.2期までは綺麗な右肩上がりで推移していました。
21.2期は大きく落ち込んだものの、22.2期以降は回復軌道に乗せられるか注目したいところです

EPS(円)=当期純利益÷発行済み株式数

コメダHDの通期決算概要

2021年4月14日に、コメダHDの通期決算が公表されました。
通期(2020年3月1日から2021年2月28日)では、約55億円の営業利益となりました。
これは、前年同期比で30.0%減となっています

コメダHDは、「喫茶店のFC事業」のみの単一セグメントのため、セグメント利益の記載は省略されています。
コメダ系列の店舗数について、次のとおり決算書上で報告されています。

スクロールできます
区分新規出店閉店決算時点店舗数
コメダ珈琲店(国内)35(6)18(-)881(32)
コメダ珈琲店(海外)10(5)1(-)18(9)
おかげ庵11(6)
・やわらかシロコッペ
・石窯パン工房ADEMOK
・KOMEDA is □
1(1)9(8)4(3)
※カッコ内は直営店舗数

閉店が続いている系列店もありますが、メインのコメダ珈琲店では、閉店を新規出店が大きく上回っています。
少しずつ海外進出が進んでいることも注目ポイントですね。

コメダHD(3543)を徹底分析! まとめ

ペン太

コメダHDのことがなんとなくわかったよ。

まみこ

財務指標は良好だね!安定的な利益成長を期待したいところだね。

ここまで、コメダHDについて事業概要や株価について徹底分析してきました。
重要なポイントをまとめると、次のとおりです。

  • コメダHDは、コメダ珈琲店をメインとしてFC店舗を全国展開しており、店舗数も増加傾向
  • コメダHDの財務指標はいずれも良好で、当面の倒産リスクは低い
  • コメダHDは今後、総還元性向50%以上を目標としていくため、利益成長することで増配も期待できる

最後まで読んでいただきありがとうございます。
日本株の買い方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧ください。

まみこでした。

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